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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

「長時間労働で脳出血」元運転手、広島地裁に ! (平成30年6月28日.毎日新聞)

長時間労働で脳出血を発症し、後遺症を負ったとして、運送会社「ムロオ」(呉市中央1)の50代の元運転手の男性=高知市=が、同社に約1億1300万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴し、平成30年6月26日に第1回口頭弁論がありました。男性側は同社が安全に配慮する義務を怠ったと主張し、同社側は争う姿勢を示しました。

●訴状などによりますと、男性は2011年に入社し、高知市の配送センターで勤務。缶ビールや冷凍食品の荷積み、スーパーなどへの配送作業で1日15時間以上拘束されています。2016年1月に自宅で脳出血を発症し、左半身まひや高次脳機能障害などの後遺症が残りました。発症前の半年間の時間外労働は106~138時間で、高知労働基準監督署は今年3月、脳出血を労災と認定しました。

●男性の代理人の松丸正弁護士(大阪弁護士会)は「運送業界の長時間労働は当たり前とされ、見過ごされてきた」と話し、男性は「自分と同じような人を出さないために、裁判で会社の責任を明らかにしたい」とのコメントを発表しました。

2018年06月28日 09:14