158時間に上る長時間労働で男性死亡、遺族が労災申請! (平成30年9月11日.TBSnews)
トラックドライバーの男性がおよそ160時間に上る長時間労働の末、死亡したとして、遺族が労災を申請しました。6月に成立した「働き方改革関連法」では自動車運送業は適用が猶予されていますが、遺族らは「対策は急務だ」と訴えています。
●労災を申請したのは、都内の物流会社で大型トラックのドライバーをしていた52歳の男性社員の妻です。男性は今年4月、不整脈で死亡しましたが、直前の1か月の時間外労働時間は、代理人の弁護士が推計したところ、「158時間」に上っていたということです。厚生労働省によりますと、昨年度、脳や心臓疾患による労災認定で、最も多いのが「自動車運転の従事者」となっています。
● 今年6月に成立した「働き方改革関連法」では、自動車運送業は導入に5年の猶予がとられていますが、遺族らは「対策は急務、人手不足で済まされてしまっているようなところがあるように思っています。会社にとっては、いくらでも代わりのいるただの1ドライバーにすぎないのかもしれないんですけど、本当にそれぞれの家族にとっては、たった1人のかけがえのない家族」(男性の妻)と訴えました。
2018年09月11日 09:00