化学物質扱い、ぼうこうがん発症 5人が労災申請!(平成31年1月29日.毎日新聞)
ウレタン防水材などの原料に使われ、発がん性が指摘されている化学物質「MOCA(モカ)」を仕事で取り扱っていた労働者ら17人がぼうこうがんを発症した問題で、このうち5人が労災申請していたことが、厚生労働省への取材で判明しました。同省は作業状況の確認を進めるなど、仕事と病気の因果関係を慎重に調べています。
●厚労省の昨年10月の集計では、全国7カ所の事業所で、モカの取り扱い作業歴のある労働者と退職者計17人がぼうこうがんを発症していたことが判明。この時点でモカが原因だとする労災申請が一件もありませんでした。このため、同省は7事業所に対し、労働者らに労災制度の周知を求めるなど、労災申請を事実上促す対応を取ったといいます。
2019年01月29日 08:47