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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

統計不正「深くおわび」、厚労白書に異例の記載!(令和元年7月12日.日経新聞)

厚生労働省は、2018年版の「厚生労働白書」が公表いたしました。今回、統計不正問題や中央省庁による障害者雇用の水増し問題などについての反省やおわびを盛り込みました。厚労白書は行政の現状や今後の見通しなどについてまとめるもので、謝罪などの文言を盛り込むのは初めてといいます。

●白書のテーマは「障害や病気などと向き合い、全ての人が活躍できる社会に」としました。厚労省は例年、夏から秋にかけ白書を公表しています。2018年版は2018年秋の公表を予定していましたが、同年夏に障害者雇用の水増し問題が発覚し、問題の推移を見届けていたため公表が遅れました。白書の公表が翌年度に持ち越されたのも異例です。

●白書では、障害者雇用数の水増しについて「事態を真摯に重く受け止めるとともに、不適切な計上があったことを深く反省」すると記載しました。統計不正については「正確性が求められる政府統計に対する信頼が損なわれ、国民の皆様にご迷惑をおかけし、雇用保険や労災保険等の受給者の方に追加給付が必要な事態を招いたこと等について、深くおわび申し上げる」と記しました。
2019年07月12日 09:21