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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

労務管理TOPICS

「コロナ失業」の労働者にデジタル教育、受講無料…就職・転職を後押し!(令和4年1月24日.読売新聞)

政府は2022年度から、コロナ禍で影響を受けた非正規労働者や失業者を対象に、デジタル分野の知識や技術を習得してもらう教育プログラムを開始します。岸田内閣は成長戦略の柱に「デジタル」を位置づけており、人材を育成する狙いもあります。

●厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めにあった労働者は、累計で12万人以上(見込みを含む)にのぼります。政府は、地元企業やハローワークとも連携してデジタル技術の習得を支援し、就職や転職を後押ししたい考えです。プログラムは、全国の大学や専門学校25拠点を中心に実施し、約750人の参加を見込んでいます。情報セキュリティーの知識やプログラミングの基礎を学んだ後、地元企業での就業体験も想定しています。受講料は無料とする方向です。

●就業者の再教育を目的として、ビッグデータ分析や人工知能(AI)のディープラーニング(深層学習)、モノをインターネットでつなぐ「IoT」の技術など、より実践的な技術を学ぶプログラムも始めます。全国の大学を中心に10拠点程度を選び、約300人の受講を予定しています。政府は2023年度以降、これらのプログラムを全国の大学や専門学校でも展開することを目指しています。
2022年01月24日 09:22

雇用保険の財源不足で保険料率引き上げなどの改正案を提出へ!(令和4年1月21日.NHKnews)

雇用保険の財源不足が課題となる中、厚生労働省は労使折半で賃金の0.2%を負担している失業給付などを支払う事業の保険料率を、ことし10月から0.6%に引き上げるなどとした雇用保険法などの改正案を通常国会に提出する方針を決めました。

●新型コロナの影響が続く中、おととし2月から、これまでの雇用調整助成金などの支給額は5兆円を超えていて、雇用保険の財源不足が課題となっています。厚生労働省は、労使の代表などでつくる審議会で去年9月から議論を続け、雇用保険法などの改正案の要綱をまとめました。それによりますと、現在、労使折半で賃金の0.2%を負担している失業給付などを支払う事業の保険料率を、ことし4月から半年間据え置いたうえで、10月から来年3月まで0.6%に引き上げるとしています。

●現在、2.5%となっている失業給付などの事業についての「国庫負担率」を、雇用情勢や保険の財政状況が悪化した場合に25%に引き上げることや、積立金が枯渇するなどの状況に応じて、一般会計から資金を繰り入れる新たな制度の導入などを盛り込んでいます。審議会で「おおむね妥当」と答申することを決めましたが、企業側の委員からは「年度途中での保険料率の変化に、事業主が円滑に対応できるよう丁寧な周知と支援をお願いしたい」などという意見も出されました。答申を受けて厚生労働省は、雇用保険法などの改正案を通常国会に提出する方針です。
2022年01月21日 12:16

全国のアルバイト平均時給…初の1200円台“人手不足”対策で賃金上昇!(令和4年1月18日.産経新聞)

昨年12月の全国のアルバイト平均時給は1210円で、初めて1200円台を上回り過去最高となったことが令和4年1月17日、国内最大級のアルバイト・パートの求人情報サイト「バイトル」などを運営するディップ(東京)の調査で分かりました。“人手不足”対策で賃金を上げる事業者が多かったといいます。

●「バイトル」に掲載された求人広告データをもとにした集計によりますと、全国の平均時給は前月比19円増の1210円(前年比87円増)。地域別では関東エリアが1248円(前月比13円増、前年比91円増)と最も高く、次いで関西エリア1222円(前月比8円増、前年比10円減)、九州エリア1168円(前月比55円増、前年比175円増)、東海エリア1163円(前月比12円増、前年比102円増)と続いています。平均時給はすべての地域で前月を上回りました。ディップの担当者は「年末の繁忙期にかけて物流系の求人、飲食の求人が増加しており、平均時給の上昇に寄与した」と分析している。昨年9月末に全国で緊急事態宣言が解除されたことで飲食店の客足が戻り始め、同10月以降、飲食や物流業界を中心に求人数が増加。電子商取引(EC)サービスも好調だったといい、“人手不足”に対抗しようと賃金を上げる事業者が多かったようです。

●職種別では、販売の平均時給が前月比10円増、前年比21円増の1041円、運搬・清掃・包装等が前月比102円増、前年比192円増の1267円となりました。ディップでは昨年12月、働く人の待遇向上の実現を目指した「ディップ・インセンティブ・プロジェクト」を開始。同社の担当者は「人材採用がうまくいくよう、求人を出す企業には『賃金を上げた形で募集してください』という提案をしている」と話しています。「バイトル」に掲載されている求人件数のうち、1年以内に賃金がアップした求人件数は13万件超に上るといいます。
2022年01月18日 10:14

「正社員と賃金差別違法」契約社員の女性、勤務先を提訴/岩手県!(令和4年1月18日.毎日新聞)

正社員と同じ仕事なのに賃金に大きな差があり賞与も不支給なのは、差別的な取り扱いを禁じたパートタイム・有期雇用労働法(パート法)などに違反するとして、東北地方の契約社員の女性(58)が、警備事業を営む会社に未払い賃金、賞与など約470万円の支払いを求めて盛岡地裁水沢支部に提訴しました。

●パート法の差別禁止規定は2020年4月(中小企業は2021年4月)に適用が始まっており、令和4年1月17日に記者会見した弁護士らによると、同法違反を裁判で問うのは珍しいといいます。訴状や加入する労働組合などによりますと、女性は2012年、「キステム」(東京都台東区、板宮孝社長)の東北地方の営業所で1年ごとに契約を更新する契約社員となりました。2019年4月からは正社員と同様に1日7・5時間、週5日働いています。事務担当として警備日報の処理や警備員の勤怠管理、給与計算などをしています。事務担当は東北の5つの営業所では、この女性を除き全員正社員で、仕事の内容は同じだといいます。
2022年01月18日 10:02

失業手当の受給期間 新たに起業した場合 最大4年間に延長へ!(令和4年1月17日.NHKnews)

会社をやめた人が新たに起業した場合に、厚生労働省は雇用保険の失業手当を受給できる期間を、現在の原則1年間から最大4年間に延長する方針を決めました。廃業した時に、再び仕事を探す際の生活を支える仕組みを整備したいとしています。

●雇用保険の失業手当は、解雇などで仕事を失った労働者の生活を支えるもので手当を受け取ることができる「受給期間」は離職したあと、原則1年間となっています。しかし、新たに起業したりフリーランスとして働き始めたりしたあと、廃業して再び仕事を探す活動をした時に「受給期間」を過ぎたために失業手当を受け取れないケースが多く、改善を求める声が出ています。このため、厚生労働省は会社をやめた人が新たに起業した場合に失業手当の「受給期間」を最大4年間に延長する方針を決めました。

●手当を受給できる日数や失業前の賃金の5割から8割程度という金額は変わらないということで、厚生労働省は雇用保険法の改正案を通常国会に提出する方針です。厚生労働省は、「コロナ禍でフリーランスとして働く人のセーフティーネットのぜい弱さが浮き彫りとなった。廃業したとしても失業手当を受けやすくすることで起業する人の生活を支える仕組みを整備したい」としています。
2022年01月17日 09:29

アステラス製薬社員の自殺 労基署が過労による労災と認定!(令和4年1月17日.朝日新聞)

製薬大手のアステラス製薬の男性社員(当時33)がうつ病を発症して自殺したことについて、中央労働基準監督署(東京都文京区)が過重労働が原因の労災だと認定していたことがわかりました。弁護士と遺族が令和4年1月14日に会見し、明らかにしました。

●弁護士側によりますと、男性は2009年に入社し、MR(医薬情報担当者)として働いてきました。2015年10月に学会などを運営する部署に異動後、上司から叱責(しっせき)されるようになったといいます。男性は2016年4月にうつ病を発症して休職。その後、復職と休職を繰り返し、2019年12月に亡くなりました。降格され上司から早期退職制度の利用の案内をされていたといいます。

●労基署は、異動で未経験の仕事をすることになったことや、時間外労働が月71時間に増加したことがうつ病発症の原因になったと認定しました。上司らのパワハラは関係者の証言が得られず認定されていないといいます。川人博弁護士は会見で「パワハラについて踏み込んで調査し、認定しなかったことは残念だ」と述べました。アステラス製薬の広報担当者は、「社員が自殺したことは事実であり、大変重く受け止めている。労災の認定理由は把握しておらず、現段階で詳細について答えられない」としています。
2022年01月17日 09:22

パナソニック、週休3日制導入へ 希望者に多様な働き方を提供!(令和4年1月11日.共同通信)

パナソニックは令和4年1月6日、希望する社員が週休3日で働ける「選択的週休3日制」の導入を検討していると明らかにしました。

●多様な働き方を提供することが狙いで、大手製造業では珍しい取り組みとなります。同制度は政府が企業に導入を呼び掛けており、国内でも本格的な普及に弾みが付きそうです。

●社長が投資家向けのオンライン説明会で表明しました。開始時期や対象人数など制度の詳細は未定で、今後労働組合などと協議します。パナソニックの国内従業員は約9万人となります。同社は創業者の松下幸之助が半世紀以上前に、国内で他社に先駆けて週休2日制を取り入れた経緯があります。
2022年01月11日 09:31

労働組合 加入者の割合 推定16.9% 長期的に低下傾向続く!(令和4年1月11日.NHKnews)

企業などで働く人のうち、労働組合に加入している人の割合は去年6月の時点で推定で16.9%と、前の年より0.2ポイント低下したことが厚生労働省のまとめでわかりました。

●厚生労働省によりますと、労働組合に加入している人は去年6月の時点で1007万8000人と、前の年より3万8000人減少しました。企業などで働く雇用者数は5980万人と、前の年より51万人増えました。その結果、労働組合に加入している人の割合を示す組織率は推定で16.9%と、前の年より0.2ポイント低くなりました。
主な団体別では
▽「連合」が699万人(前年比-3万人)、
▽「金属労協」が201万8000人(前年比-1万5000人)、
▽「全労連」が72万4000人(前年比-1万4000人)などとなっています。
また労働組合の推定組織率を民間企業の規模別でみると、従業員1000人以上では39.2%となっていますが、従業員が99人以下では0.8%となっています。

●労働組合に加入しているパートタイム労働者は136万3000人と前の年より1万2000人減少し、統計を取り始めた平成2年以降ではじめてマイナスとなりました。組織率は推定で8.4%と、前の年より0.3ポイント低くなりました。厚生労働省は「労働組合の組織率は長期的に低下傾向が続いていて卸売業や小売業などの一部を除き多くの業種で組合員が減少している。労働組合に加入するパートタイム労働者の数が減少した理由については詳しく分析できていないが、今後の動向を注視していきたい」としています。
2022年01月11日 09:17

新型コロナ 生活困窮者に最大30万円自立支援金、再支給へ!!(令和3年12月27日.毎日新聞)

厚生労働省は、新型コロナウイルスの影響を受けた困窮世帯向けに最大30万円を給付する「生活困窮者自立支援金」を再支給します。

●11月末までだった申請期間を来年3月末まで延長します。閣議決定した補正予算案で困窮世帯への支援に5621億円を計上しました。 対象は、コロナの影響で減収や失業した世帯向けに最大200万円を無利子で貸し付ける特例制度を上限まで使い切った世帯。今年7月に1回目の支給を行っています。

●今回の補正予算を通じて、1回受け取っている世帯に最大30万円、一度も受け取っていない世帯には最大60万円を支給します。これまでは特例制度のうち「総合支援資金」(1回最大60万円)で2回以上貸し付けを受けた世帯が自立支援金の対象でしたが、来年1月以降は1回の貸し付けでも対象に含めます。また「総合支援資金」(初回)や「緊急小口資金」「住居確保給付金」の申請期限も来年3月まで延長します。
2021年12月27日 09:18

個人情報漏らし免職 ハローワークの非常勤職員 千葉労働局!(令和3年12月27日.千葉日報)

業務システムを使って入手した個人情報を第三者に漏えいしたとして、千葉労働局は、県内のハローワークに勤務する60代男性非常勤職員を懲戒免職にしました。同局は国家公務員法違反(守秘義務違反)容疑での刑事告発を検討しています。

●同局によりますと、男性職員は今年、第三者からの依頼を受け、雇用保険加入者に関する情報を検索して閲覧できる業務システムを使い、雇用保険の加入履歴など1人分の個人情報を紙に印刷して渡しました。雇用保険の加入履歴には、職歴情報や勤務する事業所の電話番号などが記載されているといいます。今年夏ごろに情報が寄せられ同局が調査し、男性職員が漏えいを認めています。同局は「厳粛に受け止め、個人情報の厳格な管理を徹底する」と謝罪しました。
2021年12月27日 08:47